殺人者は毒親に育てられる

生まれたままの赤ちゃんは、自然に殺人者に育つことはありません。

殺人者は毒親が育てます。毒親は365日、毎日子どもにしてはいけないことを見せるという毒を与え続けます。

育てた人が毒親ではない場合は、毒親に相当する周りの環境があるはずです。

全ての殺人者に当てはまるとも言えませんが、人を殺める心は、どのように作り上げられるか、書いてみました。

誰でもいいから人を殺してみたいと思う

独親
Photo by Markus Spiske on Unsplash

面識のない人を殺してしまう人がいます。

その心の中には、「誰かを殺したい」「誰でもいいから殺したい」という思いが溢れています。

この思いから、知らない人を殺してしまうのです。

この思いの一番大きな原因は、心に、親の愛が全く注がれていないことです。

そして、毒親から、親として、子どもに教えなければいけない「やってはいけないこと」「言ってはいけないこと」を教えてもらえていません。

「やってはいけないこと」を毎日言葉ではなく行動で見せつけるのが毒親です。

「言ってはいけないこと」を子どもに言い続けるのが毒親です。

毒親に育てられた人の心の中をよく見てみると、うまく隠された本当の気持ちが見えると思います。

殺したい本当の相手は、毒親なのかもしれません。

親を殺すなんてことはしてはいけないということは常識として知っているので、「本当は親を殺したいけれど、他の誰でもいいから殺したい」という気持ちにすり替えているのだろうと思います。

親の愛を求め続ける

独親
Photo by nappy from Pexels

親がいない人よりも、親がいるのに愛を貰えない人の方が不幸です。

代わりに親になってくれる人は、愛情深い人の可能性もありますが、そこでも求める愛をもらえない可能性もあります。

本来、親は無償の愛を与えてくれる存在のはずなのです。

子どもが求める愛をくれない人たちから、愛をもらいたくて、愛が欲しくて暴れたり、悩んだり、叫んだりするのです。

でも、悲しいことに毒親たちは、ほんの少しの愛も与えることなく

正しいことを教えることもなく、

社会的に認められる人になれと要求する。

挙げ句の果てに、手に負えないからといって、寮に放り込んだり、生活を別にしたりなどと、猫の子を捨てるように、親としての責任を放棄します。この行動で、心のスイッチが入ってしまいます。

愛を欲しがっても手に入らないとネガティブな感情が生まれる

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どんなに渇望しても手に入らない親の愛。

ずっとずっと、心の底から欲しいのに手に入らない「愛」。

この欠乏感は悲しいことにネガティブな感情をたくさん生み出します。

ネガティブな感情の中でも、特に重く心に溜まっていきやすい

悲しみ

怒り

恨み

に変わっていきます。

これらの感情が心に溜まりだすと、愛をくれなかった人に対しての怨恨または

全く関係ない人への殺意となるのです。

そして、愛をもらえなかった自分への復習として

殺人

を犯すのです。

この時までに、自分のことが大嫌いになってしまっている人は、自殺してしまいます。

そもそも、毒親育ちの人は自分を愛することは全くできていないことが多いので、自分を嫌いな度合いで他人を殺すか自分を殺すか選択されます。

自分への哀れみを殺人による快感とすり替える

自分が親からの愛を受け取ることができずに「悲しい」という気持ちを

悲しいという状態で消化するための助けがなく、タイミングを逃してしまうと、

悲しさの波動が重くなります。

悲しさが重くなり始めると、自分を憐れみはじめます。

毒親によっては、「可哀想にあんたは〇〇だから」と直接言葉でひどい言葉を浴びせ続ける人もいます。

自分が可哀想と思い、可哀想な人間だと信じ始めると、自分の心の中だけでは消化しきれない感情になります。

そこで、可哀想な自分にした犯人探しを始めます。

犯人は親だとは思わない場合、殺す相手は誰でも良いと思います。

そばにいる異性かもしれませんし、友人の仮面をつけている人かもしれませんが、基本不特定多数が相手になります。

犯人は親だと確信する場合、親への復讐心から、はっきりと「殺したい」という殺意を抱きます。

毒親育ちに多いパターンですと、小さい頃から親に勉強を強いられ、勉強をしないと怒られ、勉強以外のことを知らない時期が長く続いていることが多いようです。相談をする相手を見つけるのは難しいことが多いかもしれません。

殺人を考える前には動物を殺す

毒親

いくら心にネガティブな感情が溜まったとはいえ、最初から殺人を考える人はほとんどいません。

動物を虐待や殺し始める前には、子どもの場合、おねしょ、放火が始まることが多数確認されています。

大人の場合は、もっと複雑に色々な感情が絡まりますので、予兆も単純ではありません。

心が悲しさや、苦しさで詰まっていると感じたら、誰かに相談してみましょう。

親に相談できなければ、他の大人に話してみると、次の段階に進むことは無くなるでしょう。

自分の悲しい心を無視したり、見ないふりをしたりしてはいけません。

悲しさや、苦しさが心の中にあることを知り、そして捨ててしまいましょう。

心が重いと感じたら

毒親

胸が苦しくなるくらい悲しかったり、辛かったり、もやもやしたら、我慢しないで。

親は毒親だと思うので、必ず他の大人に相談しましょう。

誰でもいいのです。

話を聞いてくれる人を探しましょう。

動物を殺しても、人を殺しても

心はスッキリしません。

殺したあとは、もっと辛くなります。

殺した方が簡単に感じるかもしれませんが、その後の償いをする時間の辛さを考えると、殺してしまう前に考え方を変えた方が楽です。

今、自分に愛が足らないこと、自分以外の命を奪おうとしていると感じたら、

人生を変えるチャンスです!

探してみると、良い大人もどこかに必ずいるはずなので、話してみましょう。

そして、親が毒親かもしれないと思ったら、まずは一緒に過ごす時間を減らすことを考えてみましょう。

毒親からの決別

一緒にいる時間が長いと、親からの毒をもらい続けます。

勇気が要りますが、まずは毒親から離れることをお勧めします。

最後に、毒親に育てられると、遠くに感じてしまう「幸せ」ですが、

実は誰よりも幸せになれることに気づいてくださいね。

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