毒親対策いろいろ
毒親ってどんな親?
毒親という言葉を耳にして、ハッとする人が結構多いのに驚きます。
親ってどんな親でも、子どもにとってはそれなりに大事な存在なので、どうしても点が甘くなってしまうのです。なので、自分の親が毒親だという認識がないか認めたくない人が多い。毒親のことを読んだり聞いたりするにつれ、あ。自分の親って毒親なのかもしれないって思い始めるのです。
子どもを捨てたり、虐待したりはわかりやすい毒親です。この毒親に対してすら、悲しいかな、子どもは愛される期待を完全には捨てきれないことが多いのが現状です。
誰かと比較しながら育てたり、毎日ネガティブワードを浴びせかけたり、子どもの全てを否定しながら日々を過ごす親もかなり酷い毒を持っています。毒を毎日盛られていれば、麻痺し、中毒になってしまうでしょう。
ちょっとわかりにくいのが、「あなたのため」といいながら精神的にコントロールをする親です。育てているという大義名分を振りかざしながら、習い事から始まり、お勉強、学校、仕事、結婚、子育て等、もちろん衣食住がベースの子どもの人生全てに関わってきます。毎日繰り返されるコントロールは、真綿で首を絞めるように、じわじわと息苦しさを与えます。
ある日突然誘拐されて監禁される状態と違うのは、生まれた時から毎日積み重ねされた生活が当たり前のものだと思ってしまうことです。心に違和感を感じた時が人生を変える変化のチャンスがきた時です。
親に子どもの人生を決める権利はない
いうまでもないことですが、たとえ親であっても子どもの人生の方向を決定することはあってはいけません。
親は字の如く、木の横に立って子どもの成長を見守る存在です。子どもが自然に、好きなことを見つけて楽しい人生を送れるように静かに守ってくれるのが親です。
たとえどんなにお金を持っている親でも、お金がないから頑張って育ててくれた親でも、親の期待を子供に押し付けてはいけないのです。
親が敷いたレールから飛び出せない
親の強制に反発しようと思っても、学生の間や、親に食べさせてもらっている間はなかなか管理からは解放されません。
親に自分の権利や自由を奪われていると感じたら、なるべく早い時期に家を出ることを勧めます。思う通りにならないことで、泣かれたり、脅したり、ヒステリーを起こされたりしても、心を鬼にして別の空間で生きる道を選択しましょう。
自立までまだまだ先が長くて、とてもそれまで待てないという場合には、親戚に相談できる人がいないか探してみましょう。ただ、相談する人を間違えると親に伝わって余計酷いことになるので、大丈夫だと確信できる人がいなければ、国がやっているチャイルドラインというところに相談してみましょう。
親が人生の邪魔をする
毒親の年齢層は様々で、一概に頭が固い高齢の父親ばかりとは限りません。母親が毒親で、それを止められない父親もしっかり毒を持っています。
何しろ彼らは、子どもが自分の思う通りにならないと大暴れをするアダルトチルドレンです。反抗するとブチ切れ、罵詈雑言を吐き、思う通りにならないと泣いていうことを聞かせようとします。下手な演技には付き合っていられないと思いながら、いつの間にか共依存になっている場合には、離れたいけど離れられない状態になってしまっています。
世の中には毒親がたくさん隠れている
うざいと思える親はまだいい
毎日の毒の量によっては、うざいレベルを超えて、親を殺したいとまで考えている人もいます。これは危険です。財産を相続したい場合の我慢をしている人も危険です。
ご自分の気持ちのレベルを観察して、危険ゾーンに入っていたら、カウンセラーなどの専門家に相談しましょう。人を殺してしまったら、辛い人生がますます辛くなります。
親の洗脳
お前なんか何もできないとか、馬鹿だとか、親不孝だと罵られ続けていると、どうなるでしょうか。聞かされている人の自分を認める力が極端に低下します。
自己肯定感がとても低い状態になるのです。1日10分、週5日聞き続けると1年で40時間。きっと1日の時間は10分より長いでしょうし、週7日かもしれないので、とても40時間で治るとは思えません。
これだけ長い間自分がダメなやつだと聞かされ続ければ、幸せになるためにといろいろな方法を試してみたくても、入り口でアウトです。自己肯定感が下がりすぎていますから。
自己肯定感を上げるワークをする前に、親から物理的に距離を置く必要があります。
親の面倒を見る必要はあるのか
兄弟がさっさと見放した親を最後まで怒鳴られながら面倒を見ている人がいます。理由を聞いてみると、親が亡くなった後にもらえる遺産をあてにしているという返事が来ることがあります。
でも、実際に亡くなった後にしっかり遺産をもらえたかというと、結局遺言にしっかり書いてくれていない場合は悲惨な結果が待っています。責任を押し付けていなくなった兄弟にも同額遺産が行くことになり、協議をしても、何も変わらない場合が多いようです。
そもそも分けるほどの財産がない親の介護や世話なので、イライラしながら世間体や自己満足のためにしているという方がいます。いつの日か、突然顔を見るのも嫌になってしまうということが起こるケースです。この場合は、世話をすることに決めた時に、言われたら嫌なこと、されたら嫌なことを明確に親に伝えておくと良いでしょう。その約束を守ってもらわないと、面倒を見るのをやめると、しっかりきっぱり伝えてからお世話を始めましょう。
毒親を克服する
親の人生を生きる必要はない
自分ができなかったことを子どもに託したい。学校の名前は誰が聞いてもわかる名前がいい。親戚の誰かさんより良い会社に入って、綺麗なお嫁さんをもらって欲しい。
そんな、親の願望を叶える必要は全くありません。
あなたはあなたの人生を楽しむために生まれてきました。是非、親の人生ではなく、ご自身の人生を生きてください。
毒親との上手な縁切り
どんなにうまくお願い事を切り出しても、最後には反対され、ヒステリーを起こされ、暴力を振るわれる場合もある。これは日常茶飯事。
一番いいのは、物理的に距離を置くこと。一緒にいる時間は短ければ短いほど良いです。助けてくれそうな人がいたら、相談してみましょう。
毒親との決別も読んでみてね
親への仕返しは考えない方がいい
「同じことをやり返してやりたい」「殺してやりたい」と思う気持ちがあるでしょうか。
でも、そのようなネガティブなことを考えている時の心の状態は、とても酷い状態です。心からそんなエネルギーを出していると、周りに寄ってくるものや人は、ゾンビのような人ばかりになってしまいますよ。
頭に重たい恨みや、殺意が浮かんできたら、気がついた時にふっと手放してみましょう。次に浮かんできたら、また手放します。何度も何度も繰り返していると、出てこなくなります。
時間はかかりますが、練習してみてください。
人を殺すまでの巨大なネガティブ波動を持っていると、黒くて重たいものをたくさん引き寄せてしまうので要注意です。せっかく引き寄せるなら、楽しいものにしましょう。