誰も自分自身が毒親だとは思っていない

毒親
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子供が生まれる前や、子どもを持った瞬間から、子どもを心から愛おしいと思えなくても、毎日一緒に時間を過ごしていると愛情が湧いてくるはず。(ベキとかハズとか使うのは嫌いなのですが、ここはごめんなさい。使わせてください)

いつまでたっても子どものことを可愛いと思えなかったり、時には叩いてしまったりする場合は、もしかしたら自分は毒親かもしれないと疑いを持つのもありだと思います。

もしかして、自分が毒親かもしれないと思ったときに毒の存在に気づき、解毒を始めると良いのだと思います。

赤ちゃんの頃

いつまでも泣き止まなかったり、思うようにミルクを飲んでくれなかったり、昼間ぐっすり寝ていて、夜になるとぐずったりする赤ちゃん。初めての赤ちゃんだったら、どうしていいかわからなくて、泣きたくなりますよね。

おばあちゃんが近くにいてくれたら手伝ってもらえるけど、いない。
旦那さんは仕事が忙しくて、子育て不参加。どころか、「うるさいから泣かすな!」なんて言う。
静かにしてほしくて、小さい口を塞いだこともある。

これは、要注意のサインです。毒親になり始めています。すぐに子育ての環境を見直しましょう。

子どもが少し大きくなった頃

お母さん

子どもにご飯を食べさせないとか、水を掛けるとか、高いところから落とすとか、熱湯をかけるとか、家の外に出すとか、殴るとか、蹴るとか、タバコを押し付けるとかはしつけではありません。虐待です。

特に彼氏や、再婚相手がそんなことをしていたら、自分は殴られても子どもを守りましょう。

もし、怖くてできなければ誰かに相談しましょう。

せっかくあなたのところに生まれて来てくれた命を失わないでくださいね。

お父さんまたは同居する男性

毒親
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お母さんのところに書いた内容の他に、してはいけないことがあります。

小さい子に性的ないたずらをしてはいけません。

これも虐待です。

自分の子どもならもちろん、他人の子であってもしてはいけないことです。

上記内容をしてしまったり、衝動を感じたりしたら、まず子どもに謝りましょう。

子どもの心を壊すことになりますので、必ずやめなければいけません。

自力で止めるのは難しいでしょうから、専門家に相談しましょう。

虐待以外にも子どもの心を蝕む毒親

そんなひどいことはしていないから大丈夫! と思っても、次のようなことはしていませんか?

毎日の言葉、行動が少しずつ子どもの心を傷つけています。

兄弟を平等に扱わないのは毒親

お勉強ができる子がいたら、それは可愛いでしょう。運動ができる子がいたらそれは鼻が高いでしょう。

でも、誰か一人を褒め続けると、褒められない子どもの心には嫉妬や恨みが芽生えます。

とても多いのは、「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」何かを我慢させること。好きで先に生まれてはいないはずです。

この毒は子どもに劣等感を植えつけてしまいます。気づいた時にそれまでに大きくしてしまった劣等感を刈り取る努力を始め、子どもの心に心に日を当ててあげましょう。

思う通りに人生を選択させるのは毒親

人生
人生

子どもの将来を考えてという大義名分のもと、親が選んだ方向に進ませるのも結果的に子どもの人生をつまらないものにしてしまいます。進路や就職の時の選択は、人生を決めてしまうほど大きなものです。押しつけられた道を歩んで、つまらなければ、いつか選択のカラクリに気づいた時、恨みが芽生えます。恨まれずに、子どもの夢を叶える選択肢の提案をする親になりたいものです。

夢を諦めずに、自分が選んだ道を切り開くのは、楽しいことです。子どもの楽しさを応援してみましょう。

お金を与えすぎるのは毒親

毒親
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小さい時、子どもは親に守られて過ごします。でも仕事が忙しいことや一緒にいるのが面倒と感じることを理由に、子どもと共に過ごすことを選ばない親もいます。そんな時、子どもに過度のお金を渡す親がいます。

これはほとんどの場合、子どもをかなりダメなやつにしてしまいます。

働かずに大金を手に入れる習慣が身についてしまうので、常に人を頼ります。工夫をしてお金を稼ぐ努力をしないので、ある時お金が流れ込んで来なくなった時、何もできない自分に気がつきます。

子どもの環境を変えてしまうのは毒親

環境が変わることは大人にとってもかなりのストレスです。子どもにとっては尚更です。

でも、親にだって変化がやむを得ない場合もあります。引越し、離婚、再婚などで生活の場を変えてしまうことについて、できる限り子どもに説明しましょう。嬉しい引越しなのか、避けられない離婚なのか、喜んで欲しい再婚なのかを何度も、丁寧に話しましょう。

その時理解されず、説明しきれなくても、後からいつでも質問できる状態にしておくと、子どもの心は硬くなりません。

質問できないと、子どもなりに聞いてはいけないことと感じて、触れてはいけないトピックにしてしまいます。感情的な問題を考えたり話すのを避け、YesかNoかの単純な選択をしがちになります。結果、相手から少しの感情の変化を感じると、全て否定されたと感じるようになります。

悲しいのは、否定されたと感じることが重なり、自ら死を選んでしまうことです。自分を傷つけない場合は、人を傷つけてしまいます。

是非、こうなってしまう前に、自分が毒親であることに気づいて欲しいと思います。

子どもの友人をチェックしてしまうのは毒親

自分が気に入らない友人と付き合うのが気に入らず、子どもに「あの子とは付き合わない方が良い」などと言ってしまいます。

子どもはせっかく仲良くなった友人を親に否定されることで、とても傷つきます。親への不信感を芽生えさすきっかけにもなります。

子どもの友人を否定しようとする自分に気づいたら、何故その友人のことが気に入らないのか、自分に質問してみましょう。

口答えをさせないのは毒親

子どもの考えを聞かずに、頭ごなしに自分の意見を押し付けてしまうと、人前で、意見が言えない子¥どもになってしまいます。家の中にいる時は、自分の思う通りになることは都合が良いかもしれませんが、子どもが外で自分の意見を主張できないということは、社会で生きることが難しくなることです。

親からの愛情を感じることなく、親に対しては恨みの感情しか持たない子どもが育ちます。

子どもの声に耳を傾けて、何をしたいのか聞いてみませんか?

思う通りにならない子どもに対して機嫌が悪くなるのは毒親

自分が薦めたことを聞かない子どもに対して、不愉快になっていませんか?

子どもはあなたのものではありません。

どうして違うことを選択したのか、理由を聞いてみましょう。

面白い答えが返ってくると思いますよ。