人生って親で決まるの?
私たちの人生は、親や生まれた環境で決まってしまうのでしょうか?
毒親について書いていると、こんな疑問が湧いてきました。
同じ親から生まれ、違う親に育てられるケースはとても少ないので、明確な答えを得るのは難しいでしょうが、わかるところを書いてみますので、気になる方は、読んでみてくださいね。
生みの親で人生決まる?
お金持ちで、社会的地位も高く、子どもを心から愛する親のもとに生まれることができれば、子どもは誕生の時に幸福へのチケットを持って生まれる訳なので、かなりの確率で幸せな人生を送ることができるでしょう。
同じ親から生まれて、同じ親に育てられても兄弟の人生は、類似点は多いけれど、それぞれ違います。親が同じでも、兄弟の状況で大きく環境は違います。
別々に育ち、40歳になってから偶然再会した双子の人生が酷似していたという事例があります。この例を見ると、親からもらったDNAが人生を決める材料となることは否定できません。ただ、この内容は、簡単には実験も検証もできないので、たまたま起こった事例を参考にすることしかできないのが残念です。
育ての親で人生決まる?
もし、産みの親の元を離れて育つことがあったなら、その親が与える生活環境、子どもへの思いによって人生は左右されるでしょう。親元を離れる理由はそれぞれだと思います。死別・養子・親戚・施設で育つ等、この段階では子どもに環境の選択権はありません。
運命で出会った育ての親がそれぞれの子どもが本来もつ力を輝かせる方法を知っているならば、どんな環境で育ってもその子の人生を楽しむことができるのでしょう。
どんなにお金がある環境でも、子どもが不幸になるのは、親が子どもを輝かせる方法を知らない場合です。
この場合、子どもはとてもとても辛い思いをして、悲しい時間を過ごします。輝かせるどころか、心を壊してしまうほどの親の元に生まれてくる子どもは、悲しいことに自ら命をたってしまうことさえあります。
「自分が正しいと信じる物差しを振り回す」親に育てられると、子どもは疲れ果ててしまうのです。
スピリチュアルな考え方では、このような人生を選ぶ魂は、輪廻転生を繰り返してきた、経験豊かな魂だと考えます。あえて、自分の魂をより綺麗に磨くため、大変な環境を選んで生まれてくるのです^^
このような子どもは、親に、色々な方法で親が握りしめている物差しが正しくないことを伝えようとしますが、伝え切ることができない場合は、死をもって伝えようとするのです。
毒親を乗り越えて幸せになる方法
いくら魂を磨くためとはいえ、幼くして親の虐待で命を落としてしまったり、毒親に育てられることにより、自分や人を傷つけてしまう子どもたちの心を考えるといたたまれない思いになります。
そんなことにならないために、必要なことはなんでしょうか?
- まず、自分が不幸な理由は育ての親が毒親であることまたは可能性を認識する
- 毒親との物理的な距離をおく
- 心を強くするために、アドバイスを受ける
自分を育てる人が毒親であること・毒親である可能性を認識する
家の中という密室で、大人の存在を親しか知らない場合、自分の辛さの理由を知ることが難しくなります。
外に出るようになると、他の大人との比較をすることにより、少しずつ疑問が湧いてきます。
その疑問を消されることなく誰かにぶつけて正しい方向を示してもらえると良いのですが、子どもが小さければ小さいほど可能性は低くなります。
学生になり、友人の親と比較する、親戚の叔父・叔母と比較することから疑問が芽生えることがあります。
近所の友達のお母さんが羨ましく思えるのは、自分の親が毒親である可能性ありです。
毒親との物理的な距離をおく
小さい子どもの場合は、周りの大人が察知して、助けないといけません。怪しいと思ったら、児童相談所に連絡しましょう。
ある程度の年齢になっていれば、地域の人に相談することや、親戚に相談することができるようになります。
一刻も早く親から離れましょう。追いかけてこられても守ってくれる人を探しましょう。
これ以上親に毒をもられないように、手が届かないところに逃げることが大切です。
心を強くするための思考トレーニングをする
親に毒をもられ続けたらどんなことが起きるでしょう。
覚醒剤で身も心もボロボロになってしまうのと同じようなことが起こります。
毒で心がボロボロになってしまうので、幸せを感じることができなくなっているのです。
親からの毒を遮断できたら、あとは、体に溜まっている毒を抜いていく必要があります。
離れるまでの毎日、親から浴びせられた言葉は潜在意識に潜り込み、
何かを強制する高圧的な態度で、自己肯定感が全くない人間にされてしまっています。
毒親と一緒に過ごし、与えられた毒の量により、自分を好きになって、人に笑顔を向けるまでの時間は異なります。
とても長い時間がかかる場合もあります。
でも
人は皆幸せになるために生まれてきています。
少しずつでも、幸せに向かって歩き始めましょう。